砂と卵
- taichikodama
- 2018年10月18日
- 読了時間: 2分
10月13-14日に公演していた、オムライスproject#3『砂と卵』の、演出と出演を務めておりました。
オムライスprojectというソロユニットをされている、たかはしまこさんが書かれた脚本、『砂と卵』を、私が演出して演劇化するという試みでした。

(お、ラジオで緩やかな良い音楽が流れている。マーク・ジョンソン『ポーチ・スウィング』か……)
劇中で使用させていただいた音楽は、緩やかとは無縁の、ような音楽でしたが(笑)
音響をお願いして来ていただいた方が作られた曲を使わせていただきました。エレクトリックで怪しい雰囲気の音楽でした。
それがぴったり合うような、怪しくて陰鬱な脚本で、演劇にするのはどうしたものかと苦心しました。
たかはしさん曰く「この脚本は私には舞台化できないから、こだまさんを呼んだ」とのこと(おいおい……)
でも最後には、面白いものにできました。
自分が見てきたもので蓄えられた引き出し、そこから出てきたアイデア、それを受け止めてくれるたかはしさんの度量。
こちらの方が、楽しく自由に遊ばせてもらえた気がします。
お客様の一人から、「ハイカロリーな芝居だったね」とお褒めの言葉をいただきました。
確かに、激しい動きはありませんでしたが、疲れる芝居でした。
演劇で疲れることは、一つの良い要素だと思っています。
でも「自由に遊ばせてもらった」と言いましたが、メイクだけは自由にさせてはもらえなかったなー(笑)
「オムライスprojectに出てもらっている以上、ここでしか見られない児玉さんを作らなければならない!」と言われましたが
「いやそれを言うならこっちも演出として呼んでいただいている以上、メイクでもこちら流を出さないといけないんだよ」と言う感じで喧嘩してました(笑)
結果「上半分はオムライスproject、下半分は役者でない」みたいなことになりました。
でもそれも演出上の「仕掛け」になり、面白いものになったと思っています。

メイクで、会場裏で撮っていただいた写真。私流のメイク部分しか写ってないですが。
同じく野外で撮っていただいた他の写真を、いつか作りたい作品でチラシに使用させて頂こうと思ってます。
その際のチラシを見ていただいた人が「お、あの時の衣装だ!」とかって思ってもらえると、すこし「歴史」が出来てきたようで楽しいですね。
その時まで、もっともっと続けていきたいですね。
さて、次回公演は一人芝居『駆込み訴え』、12月30日㈰、京都のレトロカフェ喫茶フィガロ様にて。
詳細は以下のホームページをご覧ください。
https://n0tact0r160528.wixsite.com/yakusha-nai/blank-1
その前に一大ニュースもあるかな。乞うご期待です。
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